2008-08-30

8月26日、夏は終わったようです


家族が帰国した翌日の8月26日から空は毎日こんな感じ。夏の終わり。夜10時半まで明るい!と驚いた空も最近では9時半に暮れ、日中は小雨か曇り空が続きます。建物の入口のエアカーテンには暖房が入り(ちょっと早すぎ?)、アパートの床からもひんやりした感触が伝わり始めました。
アパートの窓から見える網目状の建造物はラジオタワーで1922年供用開始。アメリカで建築を学んだシューホフという建築家が、ソビエトの威信をかけエフェル等を凌ぐ全高350Mで設計を開始したものの、鉄不足を背景に結局150Mになってしまった、というトホホな歴史を背負うタワー。でも実際に見てみると、ラジオタワーというより、まるで美しい鳥籠のように見えます。この鳥籠、夜にはライトアップされますが現代的なギラギラ照明でなく、ほんのり周りを明るく照らす程度。夜、アパートから仰ぎ見る「けなげなラジオタワー」。エッフェル塔に対するシューホフのラジオタワー、東京タワーに対する通天閣。タワーを高さでなく、周辺風景との「けなげな共生」にその価値を認める私です。(ブログの写真、本当は上としたが順序逆ですが、どうしても修正できないので、先に下の空を見て、後でラジオタワーの夜景を見ると文章と繋がります)

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