
時間ができたので、トレチャコフ美術館(ロシア-アバンギャルド作品を多く収蔵する新館のほう)に30分歩いて行った。人気がない美術館と聞いていたのだが、着くと大勢の若い人達が美術館に向かっていた。チケット売り場はガラガラ、その後ろのホールには若者達が。果たして、館内ホールを利用して「日本の秋」と題する日本紹介イベントが開催されていたのでした。着物、和菓子、鎧、アニメ、テレビゲーム。日本の伝統と美に強い関心を持つロシア人、展示品一つ一つを興味深そうに眺めていました。写真右は「和菓子実演&体験コーナー」京生菓子を作れるとあって長蛇の列。本当に嬉しそうな表情で挑戦していました。一階では「家庭で作る巻き寿司講座」がありこちらも黒山の人だかり。子供達はWii Fitで汗を書いてました。会場で大勢の人を集めていたもう一つのイベント、それはアニメ。宮崎駿作品を大人も子供もじっと鑑賞していました。ロシア人の対日感情はとても良いと聞いていましたが、ここまで興味を持ってくれている事に日本人として嬉しく思ったと同時に、我々の仕事を通して日本が更に身近に感じられるよう心がけたいと殊勝な事を考えてしまいました。
日本展に気を取られ美術館紹介が遅れました、トレチャコフ新館でしね。これも見応え十分。もう一度作品が揃った時に行こうと思います。確か少し前までBUNKAMURAで展覧会やってたよね、その対応でシャガールの作品等が海外に貸し出され展示コーナーの一部が閉鎖されていました。それでも二時間以上たっぷり楽しめました。私はロシア革命前後の1910年頃の各品とスターリン時代の労働者を讃える絵画、これが気に入りました。散歩できる距離だし入館料も1000円程度だし、もう一度落ち着いて行ってみよう。
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