会社の人を誘ってモスクワ中心から北に90キロ離れたセルギエフ・パサードに行った。至聖三者セルギー大修道院訪問が目的。この修道院はロシア正教会において最も重要な修道院のひとつとなっているとのこと。市内からずっと渋滞も無く気持ちよく飛ばして1時間で到着、週末ドライブに適した距離。早速大修道院の敷地内に踏み入る。世界遺産に認定された建築群を眺め、写真を撮り、観光しているうちにひとつの建物に並ぶ長蛇の列発見。ここを見なけりゃ笑われると思って列の意味も分からず並び始める。1時間を超えて半分しか進まず、零下を下回る気温と凍り付いた地面からしみ込む冷気によって、つま先の感覚がなくなる。それでも我慢して並んでいると、列の右端からチョロチョロ順番無視で教会に出入りする人たちが。ロシアの観光マナーの悪さをののしりつつ従順に順番を待つ。それにしても進まない。とうとう、一人を斥候として様子を偵察させる。斥候隊いわく「右から入ると館内で何も見られないようです」。その報告を聞き仕方なく更に待つ。やっと入口にまでたどり着き中を覗くと、右端から入った極悪軍団は、あろうことか館内の奥までずかずか入って行き姿が見えなくなる。並んでいる人たちは非道に対し文句を言う訳でもなく黙認。赦しを実践する修道院であっても、これはおかしいと気付き今度は自ら偵察役となり中に入る、すると長蛇の列の目的は「教会への蝋燭献上」、ただ中を見るだけならもとから並ばなくても良かったことを知る。列に並んだままの二人を呼び堂々と見学。零下の寒空の中、2時間弱も並んだがんばりとルールが分からないまま並んでしまったおかしさを分かち合い、暖をとるべくレストランに向かう。いつまでたっても要領をえない、それが私のロシア暮らし。
2009-03-15
セルギエフ・パサードまでドライブ
会社の人を誘ってモスクワ中心から北に90キロ離れたセルギエフ・パサードに行った。至聖三者セルギー大修道院訪問が目的。この修道院はロシア正教会において最も重要な修道院のひとつとなっているとのこと。市内からずっと渋滞も無く気持ちよく飛ばして1時間で到着、週末ドライブに適した距離。早速大修道院の敷地内に踏み入る。世界遺産に認定された建築群を眺め、写真を撮り、観光しているうちにひとつの建物に並ぶ長蛇の列発見。ここを見なけりゃ笑われると思って列の意味も分からず並び始める。1時間を超えて半分しか進まず、零下を下回る気温と凍り付いた地面からしみ込む冷気によって、つま先の感覚がなくなる。それでも我慢して並んでいると、列の右端からチョロチョロ順番無視で教会に出入りする人たちが。ロシアの観光マナーの悪さをののしりつつ従順に順番を待つ。それにしても進まない。とうとう、一人を斥候として様子を偵察させる。斥候隊いわく「右から入ると館内で何も見られないようです」。その報告を聞き仕方なく更に待つ。やっと入口にまでたどり着き中を覗くと、右端から入った極悪軍団は、あろうことか館内の奥までずかずか入って行き姿が見えなくなる。並んでいる人たちは非道に対し文句を言う訳でもなく黙認。赦しを実践する修道院であっても、これはおかしいと気付き今度は自ら偵察役となり中に入る、すると長蛇の列の目的は「教会への蝋燭献上」、ただ中を見るだけならもとから並ばなくても良かったことを知る。列に並んだままの二人を呼び堂々と見学。零下の寒空の中、2時間弱も並んだがんばりとルールが分からないまま並んでしまったおかしさを分かち合い、暖をとるべくレストランに向かう。いつまでたっても要領をえない、それが私のロシア暮らし。
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