2009-07-02

もすくわのカジノ閉鎖

すでに新聞記事で報道されている通り、この1日よりモスクワ市内のカジノは全て閉鎖された。今後はロシアの特別許可地域4都市限定でカジノの営業が引き続き認められるとの事だが、このところの景気により1日付けで新しいカジノがオープンしたという情報は無い。もすのカジノ、賭場という緊迫した空気は無いものの、根強いファンがいてギャンブルに溺れるものも相当いたようで、その御陰で?カジノを認めていた行政府にとって、貴重な財源だったとのこと。またもすで40万人の雇用を創出していたとも報道されており、失業率悪化という点も見逃せない。ロシアはカジノに続き飲酒をなんとかコントロールしようと働きかけ始めたところで、こちらはまだ具体的な政策は出ていない。ただ、これら動きから、「自他ともに認める特別な国」が「おかしなところは直して普通になろう」という傾向が見て取れる。実際もすの街を眺めていて、アパートメント群の間に突然ど派手なネオンを掲げるカジノを見つけ眉をひそめることしばしば。前にも書いたが飲みっぱなしのビール瓶は公園のゴミ箱と言わず道ばたと言わず散乱し、見苦しい事この上ない。この動きが単に酒や博打に留まらず社会安定、健全な発展に政府が心を砕き、人を導きはじめた先駆けである事を願いたい。

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