2008-12-31

仕事納め

今から年内最終出社いたします。赴任から半年、激動の6ヶ月でした。良かった事、うまくいかなかった事も含め、日本人らしく今日を2008年の締めくくりの日とし、09年に残る宿題をしっかりと整理、認識してこの年を終わりたいと思います。では、いってきます。

2008-12-29

なんだかいい感じ アパートの玄関にて


今日は朝から雪。日曜だというのに会社に出かけ夜遅くに帰宅した、少々気分がささくれだっていたが、ふと気付くと、おとなりさんの玄関に赤いそりが立てかけてある。雪が積もった公園で子供をそりに乗せて遊んだのだろうか、日本のマンションなら子供用の自転車が立てかけてあるところに、モスクワではそりがある。ふわーっとしたいい景色。ささやかな幸せ探しが人生のテーマである私、それは、すぐ近くにありました。

2008-12-27

正直 キツい




夜になりました。お一人様デザートの時間です(おっさん、きもいなあ)。見事な色のイチゴタルト、とよくわからないまま買ったクレープ、一気に入刀。おお、見た目以上にレトロなお味。例えていうと「モノ不足の社会主義時代、新鮮なフルーツや砂糖を使ったデザートを楽しむ事ができるのは幹部だけ。今日は共産党の記念式典、社会主義の象徴、理想に燃える紅と潔白を表す白、幹部クラブの食堂に並べられた色鮮やかなデザートは、幹部子弟の大のお気に入り。」っていう感じ(例えがながーい)。半分も食べられません。解剖後の写真は掲載しませんので想像してお楽しみ下さい。これ、正直キツいわあ。

French Bakeryが見つかりにくかったワケ



二度目でフレンチベーカリー発見、さっき書いたスケート公園のすぐ近くにありました。お店を記念撮影。ロシア語でフランスのコンディトライという風に書いてあるようです。英語は無し。誰かがこれを「フレンチベーカリー」と意訳したらしく、それを手がかりにしてもなかなか見つからない訳です。中に入ると、急に温かくなって曇った眼鏡で前見えず。お店の人がなにか手伝おうとしてくれているようですが、見えないし、聞いても分からない。で、セーターの裾で眼鏡の曇りを拭き取り、ショーケースを眺めると、大ぶりなパイ、タルト、ケーキが並んでいてデコレーションはちょっと昔っぽい。浅草でシベリアケーキの名店を探し当てたような嬉し懐かしい経験でした。買ったケーキの写真は撮影+試食後追加します。

夏は公園、冬はスケート公園



パンとケーキの買い出しで、Malaya Vlonnaya通りをぶらぶら。子供たちの歓声が上がっていたで、公園の方にふと目をやるとそこはスケートリンク。たしか夏の間は普通の公園だったはずが。雪は無くてもそこはモスクワ、一度氷が張ると溶けない気温にはなっています。今マイナス9℃、風が無くあまり寒さは感じません。午後2時の低い太陽も差し込み屋外スケート日和です。子供たちの歓声はアイスホッケー、子供たちが見事なスケーティングでパックを操っていました。

ラーメン屋 Sakypa さくら




朝早く家を出た。ボルゴグラドツキー通りを南東に抜けて100Kmの郊外が今日の目的地、東京に例えると御殿場あたりまで走ってもまだモスクワ州だと聞き、その面積の大きさに驚く。午前で現場での仕事を済ませ、昼食場所として選んだのが地下鉄Tektilshiki駅近くの「Sakypa-さくら」、11月末開店の本格日本ラーメンの店、ロシアで初の試みだ。先々週に一度訪れ醤油ラーメンを試し、本格的なチャーシューと日本から空輸された麺の美味しさを確認。今回は同僚と再訪。日本人オーナーが出ずっぱりで味を守っており、スープ、麺とも日本式の名に恥じないできあがり。少し気になるのが刻みネギ。現地調達のネギの香りがきつすぎスープの味をジャマしている感じ。せっかく空輸で届いた麺のコシももう少しあった方が良いと感じる。お店を出る際オーナー自ら挨拶に出てきてくれた。ロシアでのご苦労を聞いたところ「ガス使えず電気コンロでは全く火力不足、やりたい事ができない」と悩んでいました。麺も強火でコシを残して茹であげたい、ラーメンと言えば餃子なのに焼き餃子できず、だからと言って揚げ餃子でごまかしたくない、と日本人らしい誠意ある回答。コダワリまで日本式、清々しい気持ちになりました。色々ご苦労はあろうかと思いますがこの地での事業成功を祈ります。成功した暁にはモスクワ市内チェーン店化、という夢があるそうなので、あなたのお近くにサクラが来る日も近い?それまではこのお店まで食べに行きましょう。

2008-12-25

いたって普通なクリスマスイブの一日


今日はクリスマスイブ。街中にイルミネーションの光があふれ、寒い中にも華やいだ気分。とかいいながら会社で会議に没頭しているうちスタッフはみんな先に帰ってしまっていて、それじゃあ、と残された駐在員同士で鍋を囲みに行く。クリスマスとは全く無縁のオヤジ連中の寄せ鍋パーティ。ここはどこ?今日は何の日?素敵な事は何もおこらない、いたって普通のイブが終わりました。
日本に残してきた子供達に、果たしてサンタさんは来てくれたのでしょうか?うちの場合、心からサンタを信じている間は必ず来てくれますが、少しでも疑いをもったその年からサンタは悲しんで来てくれなくなってしまいます。欲しいプレゼントはサンタさんがフィンランドを出発する前に紙に書いてガラス窓に貼付けておかないと準備が間に合わないので、前もって見えやすいように貼り出して祈ります。。今年もここまで準備してお祈りしたのだから、今夜はきっと来てくれるでしょう。明日の子供たちからの報告が楽しみです。

2008-12-24

雪の無い モスクワ異常気象中継

会社の裏手の、なんということもない空き地。ご覧いただきたいポイントは2つ。ひとつ、12月中旬だというのに積雪なし。白く見えるのは数日前の小降りの雪、その上に空気中の水蒸気が凍って降ったダイヤモンドダストのようなもの。12月でこれだけ雪が無いのは珍しいそうです。ふたつめ、小さな池が完全に凍ってますね、写真の右端に釣りをする人見えますか?ロシアでも釣り人口が多いそうで氷上に穴をあけて釣りをしているそうです。秋はキノコ狩り、冬は氷上で釣りと、ロシア人は豊かな自然をそのままに楽しみつつ、厳しい気候さえ楽しみに変える事のできる、なかなかに懐の深い人たちです。

切羽詰まって レトルト頼み


恥ずかしい写真ですね。レトルト三昧です。来年度予算策定のため、この数日は帰宅が深夜になり、寝る時間を確保するため食事を短時間で済ませたいと思い、、、ついつい手が出るお手軽食品。今日はこの数日で最も極端な手軽さ。さとうのごはんパック+グリコの親子丼+野菜たっぷりお味噌汁。5分で温め3分で完食。一分で撮影し、五分でブログへ。まだ帰宅して20分もたってないけどもう12時過ぎだわ。

2008-12-21

薄切り肉入手可能、だそうです

モスクワには日本人調理師常駐の和食屋さんが少ないんです。「さいぜん」というレストランは以前日本人が経営していたそうですが、その後労働ビザの更新ができなかったせいか、いなくなりました。今は日本人女性1名がスタッフとして残り「日本的なもの」をレストランに残すよう努力されているそうです。一例、モスクワで入手不可能と思われていた「薄切り肉」このお店用にスライスしたものを自宅用に分けてくれるサービス。忙しくて今まで試していなかったのですが今日あたりこのお店で軽く食事をして、帰りにでも買って帰ろうかな。アパートでささっと野菜炒め作ろうかな、焼そばくらいで済まそうかな、と思っても薄切りの肉が無くてなんども断念したので、薄切り肉常備で自炊の手間も随分省けそう。

2008-12-20

非売品 バナナケーキ


今日は土曜日、若手駐在員の夫妻と夕食を取る事になった。最近社員が疲労ぎみなので気分転換が必要だったが、その気分転換さえ平日はままならないという忙しさ、週末に落ち合ってバカ話をしながらインド料理を食べた。食事も終わりレストランの席を立とうとしたタイミングで、写真にあるバナナケーキを手みやげとしていただいた。自宅のオーブンで手作りしたものという。可愛いパッケージングで開けるのがもったいなくて、まずは記念撮影。明日の朝ご飯にとっておこう。濃いめに入れたコーヒーにバナナケーキか、明るい週末。

2008-12-15

トイレットペーパーホルダー取付完了報告


なにを今さら、なお話。入居後アパートにホルダーが付いていない事に気付き大家に伝えるも、職人手配が全く進まない。会社の人にお願いして職人さんを呼んでもらう。作業時に誰か立ち会いが必要との事。仕事を休んでまでトイレットペーパーホルダーつきあうのもなあ、と考え代理人を立てる事に。週に一度の掃除の人なら職人さん程度の対応はできる筈と、まず掃除のパートさん探しから。面接しないと決められないというので数ヶ月かかってやっと仕事の合間に面接して決定。今日は週に一度の掃除人が来る日、取付職人を呼び、掃除夫立ち会いのもと、晴れて取付け作業完了。それにしてもこんなことで数ヶ月かけるなんて、大げさすぎだよ。

2008-12-14

高度成長アゲイン! トニー谷



いかん、いかん、このところ、ブログネタが暗く、地味な内容が多すぎる。だめ、だめ、だめ。自分にダメだし。景気高揚を祈願し、自分のアホキャラ完全復活を目指して私のアイドル「トニー谷」さんに登場いただきます。伝説のそろばんさばき、とくとご覧下さい。

一気に半分喰い、チェリーチョコ

買い物の時ふとチョコが食べたくなった。日頃は自分で買ってまで食べるほど好きではないチョコなのに今日はどういう訳だろう。ババエフスキーのチェリーチョコを買った。早速食べてみる。中級チョコの味、特に感動するほどではないなあ、と思ったが何故かついつい手がでて、食べ進むうちに味が分かってくる。チョコの中に隠れているドライチェリーの歯ごたえと味があまりでしゃばりすぎず飽きない。また一つ良いものを見つけた。ババエフスキーのチョコ、他にも数種類あったので、また買ってみよう。

赤の広場にスケート場できました(季節限定)





三脚を買ったので夜景を撮りたくて仕方ない。観光客気分で久しぶりに赤の広場を散策。GUMの前に冬期限定でスケートリンクができてました。子供が遊ぶ姿を周りで見守る両親。中はよく見えなかったけど、モスクワの子供はみんなすいすい滑ってました(って、受験生には縁起でもないなあ)。ついでに撮った写真もおまけ。

2008-12-13

超貴重品・魚沼産こしひかり新米


年末のご挨拶に来られた方から手みやげとしていただいた品、手みやげというにはずっしり重い5Kg。最近国産米の通関ができなくなったと聞き、帰国の際持ち帰るしか手が無いと諦めていた国産米、わざわざお届けいただきました。中身はブランドの魚沼産コシヒカリ、それも新米ですから貴重な一品、もったいなくてすぐには開封できません。神棚があれば神棚に、は大げさですが、まずは記念の撮影、特別なおもてなしのコメとして大事に食べたいと思います。感謝。

2008-12-07

LOMO風フィルタ試してみた



寝る前に2枚。LOMO風に仕上げてくれる面白いフリーソフト。MAC用もWINDOWS用もネット上にありますね。面白い、これ。ハマりそう。

ラジオタワー


夕餉も終わり、寝室から見えるラジオタワーを撮ってみた。三脚を使ってゆっくりと淡い光を集めた。

日本食レストラン 青空





節制もしていないのに一ヶ月で2キロも体重が減っている。食べる量が足りないに決まっているとの非科学的な結論のもと、お昼は外食。向かった店は「青空」。日本人料理長が味を見ており、現地で入手できる非常に限られた食材でなんとかやりくりしながら日本人が食べても日本食と分かるレベルを保ってくれている。週末ランチありと聞き、試す事にした。天ぷら定食380ルーブル、1200円くらい?ご飯とお味噌汁がついてくる。寂しい品数だがパリッと揚がったエビは美味しい。今日の目的は満腹まで食べる事なので更に「みそラーメン1/2」を追加する。食事の締めにちょうど良い味と量。昼食を食べたら昨日からの宿題、ひき肉探しの旅を再開します。
モスクワで日本食レストラン開店するのが大変だということが写真からよく分かるでしょ、和食器や日本の調度品が入手できないらしく、仕方なくアジアンミックス展開?バリ島風の看板あります、中国人の弁髪写真きました、なぜかシャンデリアもきました、働いているスタッフは日本人そっくりのスタン国から人たち。「和」とは様々なものが「和する」事と覚えたり。

朗報、ペット用のオーガニックフード発見



今回もグルンワルド。前回は連れて行ってもらったので今回地図を確認してアパートを出発。いつもながらガラガラの店内。地元の人の食の安全への意識の低さと価格の高さの絶妙なるコンビネーション、今回の金融危機は乗り越えられないだろうなあ、この店。などと悲しい結末は考えない事にして野菜をいくつか、それに卵をかごに入れる。レジの奥にペットフードコーナー発見。ドイツ製と思われるオーガニックのペットフード、それにシャンプーなどペットケア製品などの品揃え。来春家族&愛犬が予定通りモスクワに来たら(自分自身が春まで駐在しているかさえ未定)、愛犬に安心な食べ物を与えられそう。愛犬お気に入りのオヤツを探す楽しみ、年甲斐もなくウキウキした気分になる。恥ずかしい事だ。

2008-12-06

今日の夜景




ほとんど1日中夜景みたいなもんですよ、モスクワの冬は。などと開き直りつつ4時過ぎの景色を切り取る。手ぶれでぼやけていますが雰囲気は伝わりますよね。今日は日中、なんと10℃まで気温があがり、人々はじっとしていられない、とばかり買い物にデートに街に集まります。賑やかな週末です。

美しいお店紹介



地下鉄に乗ってプーシキン美術館に行った。帰りは買い物ついでに散歩で帰ってくる事にした。途中で見つけたイイ感じの店。チョコレートブティック、真ん中は子供服専門店、高級すぎてひやかせません。上はウィリアムバス、ビアレストランと書いてあります。

2008-12-04

独りの夜の山本山

今日二本目のブログに取りかかる。こういう時はお茶とおせんべい。ほうじ茶を飲みながら、暫くぼうっと。日本を遠く離れて味わうお茶の味、ティーバックだから香ばしさが際立つわけでないけれど、濃いめのお茶の苦さが懐かしいです。日本を離れてまもなく半年。里心ついちゃったのかな?それともこちらの暮らしに慣れ、日本との心理的境界線があやふやになってきたのかも?そういえば言葉が通じない事にもなれ、人々の不親切にも慣れ、役人がやたら多い官僚主義的な社会にも慣れ。最近では朝暗く夜暗い一日中暗い空模様にも慣れてきた気がします。もうすぐ冬至、日照時間は年明けからまた少しずつ長くなるんでしょう。まあ、この程度の暗さなら精神的に参ってしまうというほどではなさそうだし、明日も明るくいこう!

おとなのマクドナルド

ふらふら迷いつつ街を徘徊していて、ふとあたりを見回す、あ、知ってる店。トベルスカヤ大通り、モスクワのマクドナルド一号店に出てきました。クリスマスの装飾ですが、ビルの壁も電飾も少し落ち着いた感じで、よくなくない?中を覗いてみましたが場所柄カップルも多く、カフェのような空間でした。次は外からだけではなく中も観察したいと思います。ちなみにロシアでビッグマックのセットを食べると日本円にして6〜700円くらいかな?物価の高いモスクワでもマックは優等生です。

社会主義的な図柄


電柱の横にくっついている、恐らくバス番号か番地の標識。こういう字体、好きだなあ、社会主義へのあこがれは全くないけど社会主義的デザイン、なぜか惹かれるものがあります。
レンガ塀に取り付けられた社会主義時代の意匠、商業主義の象徴ともいうべき電気街ガルブーシュカの裏手に今もしっかり息づいています。

2008-12-03

やはり異常気象でしょうか?

もう地面は見えませんなどと真冬宣言をした直後から、気温がマイナスになるかならないかのレベルが続き、道路の雪かき夫、車の努力もあり結局雪が溶けてしまっています。今日は雨、夜中に雪にかわるのでしょうか?