2009-02-28

はちみつ市




マネージという赤の広場のすぐ近所の建物の中にぎっしり、ロシア各地とCIS諸国からの蜂蜜屋さんが軒を並べる蜂蜜市。今日は土曜とあってごった返すほどの人出。ひやかしで写真を撮ろうと思っても人のいないお店が無い。見苦しいピンぼけ写真で我慢願います。この市、常連さんが沢山いると見え、出展マップをじっくり眺め、贔屓のお店に直行する人も見かけました。私は結局何も買わず終い。独りで蜜を食べる姿は、今朝のホットケーキ同様、やがて悲しき景色でしょ。

パンケーキ祭り 前夜祭?

週末の朝は、ネットでモスクワのイベントなど、お出かけ情報をウォッチしている。「マスレニッツア」開催との情報をキャッチ。ブリヌイウィーク、クレープもしくはパンケーキ祭りともいうクレープを明るい太陽に見立てて、待ち遠しい春を迎えるお祭りだそうで、モスクワ市が2002年にこの伝統のお祭りを復活させ、以降毎年開催と読み取れる。今年も赤の広場にたくさんのクレープ屋台が並ぶのだろうか。で、今朝の朝食。情報に刺激された訳ではないはずだが、日本から持ってきたMUJIの全粒粉ホットケーキをミルクと卵を用意して焼き上げた。ロシアの蜂蜜を塗って食べたのだが、はちみつのさっぱりとした甘みで美味しい。問題があるとすれば、この光景がおっさん一人暮らしのアパートの土曜の朝のものだということ。
おもろうてやがて悲しき独りかな、と書いたものの、タイミングが合えば家族と「露朝食VS和昼食」「露昼食VS和夕食」をスカイプでバーチャル家族団らんを試みることも。ホットケーキ男やもめ風の向こうで朝食につきあってくれた家族に感謝。

2009-02-23

関西人なら誰でも知ってる? パルナスの歌 貴重な映像


探偵ナイトスクープより。パルナスの歌がどれだけ庶民に浸透していたかを物語る貴重な証拠。しかも今は事業清算をして無くなったしまったパルナス製菓の本社も取材されており、ますます貴重なフィルムです。8分超の長い内容ですが、是非ご覧下さい。
私はパルナスの歌と言えば、この代表的二曲の他、「パルナースのパルナースのクーリースマスケーキー」の歌が鮮明に記憶されています。
えい、こうなりゃこれも付けとくわ!

本格ケフィールに再挑戦


モスクワに着任した直後で字が全く読めず、でも牛乳が欲しくて、スーパーで牛乳っぽい瓶を見つけて持ち帰り、飲んだら完全に腐っていて、一口飲んで残り全部捨てた。今思い起こすとあれは「ケフィア」腐った牛乳ではなかった。その後何度か紙パックのケフィアを飲み、味にも慣れてきた。今日スーパーで久々に見かけた本格ケフィア買った。3.2%とあるから、酸っぱくて体に良いんだろうなあ。試してみます。

2009-02-22

シュークリームで思い出した パルナスや


ビアード・パパ出店に喜ぶ私だが、満たされない心には「パルナス」の歌が鳴り響く。関西人なら誰でも知っているあの歌。モスクワに来てからもう何度も思い出した。しみじみ聞いて下さい。歌詞もつけます。ちなみに、私は今回映像と歌詞で確認するまで「夢の小鳥が運んでくれた」と唱ってたような気がして、、、パルナス界のど素人でした。
ぐっとかみしめてごらん
ママのあたたかい心が お口の中に しみとおるよ~ パルナス
甘い お菓子の お国 の たより
おとぎの国の ロシアの
夢のおそりが 運んでくれた
パルナス パルナス
モスクワの味 パルナス パルナス パルナス

グム 続き





グムにできたガストロノミNo.1は以前載せた。今回はグム内の様子が分かる写真を載せてみる。赤の広場から店内に一歩入ると、外の寒さを忘れる温かさと明るさに迎えられる。もう外に出るのが嫌になるほどの快適さ。高級ブランドが並ぶ一階、二階だが、二階のところどころと三階には気軽に利用できるカフェも充実しており買い物だけでなく、食事もできる。最上階にはストロバヤ57号というロシア料理の定食屋さんがオープン、ショーケースの中のお惣菜をどんどんトレーに取り、温かい料理は注文して盛りつけてもらうという食堂スタイルが受けて、訪れた時も地元の買い物客で満員。一度家族でここに挑戦してみよう。地元の家族連れには大好評だったようだし。

クレムリンの中にはいってきた





マイナス10℃の冷たい朝、空が青く晴れ渡っていたので観光客が少ない午前中クレムリンにでかけた。ガイドブックにある建物を一つずつ見て回ったが、同じ解説をしても仕方が無いので割愛。(詳しくはWikipediaで調べて下さい)。社会主義革命前の帝政ロシアの宝物が数多く展示されていた、これじゃ農民怒るで、というほどの豪華絢爛さ。でも、その贅沢を支える金細工職人、建築家などロシアも高いレベルを誇っていた事にも気付く。この国に来て最初に感じた事、アジアの社会主義国と違って、この国は社会主義になる前に既に文化、技術レベルは相当高まっていて、その独裁的富の集中を社会主義という手法で民主化しようとした試みであったのではないか?と言う事。写真を見れば、それぞれの文化的技術的水準の高さが伝わると思う。

2009-02-21

ビアード・パパの作り立て工房 モスクワ





ビアード・パパのシュークリーム、モスクワでも食べられるようになりました。場所は地下鉄クロポトキン駅出口横。いらっっしゃいまーせい、のかけ声を受けながら注文、注文受けてからパフにクリーム入れてくれます。この二人、楽しそうにシュークリームを作ってくれ、見ている方も嬉しくなってしまいます。カメラを取り出し店内を撮影しだすとビアード・パパから視察に来たと思ったのか?「麦の穂の人ですか?」と尋ねられた。ニエットと答えても、ニコニコ笑ってどんどん写真を撮らせてくれた。日本語は通じなかったが接客の気持ちよさは日本並み!ささ、早速一口。バニラビーンズの効いた甘さ控えめカスタードが日本の味そのままだ。シュー皮はモスクワの乾燥に負けたのか?自分のイメージする「表皮さくっ、裏皮ちょっとしっとりめ」に比べるとパイシューのようなサクサク感が強い仕上がりになっていた。

トリ・ピローガ





新しいパン屋探しは続いています。今朝はトリ・ピローガというカフェ併設の小さなパン屋に向かいました。おかずパンとケーキが充実していて、今日は初回という事もあり、試しにミートパイ、チーズ&ポテトピローグ、キャベツピローグを買いました。モスクワの週末、午前はお客が少なくじっくり品定めができます。さて実食、キャベツピローグ美味い。日本人にぴったりだと思います。薄味で炒めてしんなりさせたキャベツの具が表面少しかりっ、の具合に戻した生地と一緒に口の中で「なつかしい、でも新鮮」な味を届けてくれます。子供の頃夕方まで外で遊んだ帰り道、家まで空腹を抱えたまま帰り着けず、思わず近所の商店街で揚げたてコロッケ食べたでしょ、あの感じ。写真では分かりにくいと思いますが、この店のピローグは一切れずつ三角形の紙に包んでくれ、姿もコロッケみたいで嬉しくなります。これ、ヤバいです。また買いに行ってしまいそう。

2009-02-19

価格破壊?ユニット価格とは

この一週間少し落ち着きを取り戻したものの、まだ底値の見えないロシアの通貨ルーブル。サンクトペテルブルグのホテルでチェックアウトした際発見した「お知らせ」。「1ユニット50ルーブル」とあってホテルの精算書には例えば一泊2000ユニットと表記されている。ユニットというホテル特有単位を使い、為替によって「ユニット=何ルーブル」かの換算レートを毎日変える事で対応する変化技。自国通貨の信用もいよいよ落ちてきた証か、もう何がなんだかわからない。

2009-02-15

マクドで発見、カマンベールフライ、フルーツソース添え



というわけで休日出勤、夜も遅くなり会社の隣のスーパーの中にあるマクド(関西訳)に行った。目に入ったのはカマンベールフライというロシア語、文字が偶然全部読めた、買った、食べた。親に外食に連れて行ってもらっていた子供の頃に、大阪にあったお任せ料理専門の店でカマンベールチーズフライにイチゴソースをかけて食して以来の好物。手作りの美味しさにかなう事は無いけれど、これはこれでいける。70ルーブは今の換算レートだと200円しない値段。懐かしい出会いに感謝。

2009-02-14

観光名所など




モスクワミュージックハウスの対岸を夕暮れに通った。美しいガラスのティーカップ、とプーチンが表現した近代的な美しさをたたえる音楽堂は、石油輸出による政府収入の一部を資金に用いて建設された建物。夜のライトアップが更に美しい。時間が遡るが、今日また新しく発見したパン屋とその収穫。フレンチフレーブとあったのでフランスパンを買いに入ったが、店内はもしかして「フレンチコンデトライの姉妹店?」というべき品揃え。大振りで大雑把なケーキ2つ、パリブレストとアップルシュトルーデル。帰宅し食べた。まぎれもなくフレンチコンデトライの味。せっかくレパートリーが増えたかと期待したパン屋探し、結果は失敗。実はあと一軒、確実に今までのパン屋とは違いところがあるので、次はその店からレポートします。

雪の降る日は寒くなりません



モスクワで見る雪、今週は日々マイナス数℃レベルで冷え込まず、過ごしやすい気温でしたが、今朝からまとまった量の雪が降り積もっています。雪に負けず遊ぶ親子の姿を写しました。日が射せばもっと雪を美しく撮れるのかもしれません。

2009-02-10

ついに風邪を引きました

週末は苦しかった。昨日は月曜でしたがさすがに起きられなくて駐在後始めて会社を休みました。とはいえ、約束をしていた分を少しでも取り返そうとして午前中は自宅からメールを使って必死で資料の送付を試み、ひととおり送り終わりバタンと伏して、夜になって食事のため起きたら、せっかく午前に根性で送った筈の書類がファイルサイズ過大でNGで返却されていた。また熱が出た(ウソ)。結局今朝会社に到着して社内メールで再送信してやっと到着。こんなことなら昨日仕事を忘れて養生すりゃよかったよ。今日は随分と良くなったので明日からは平常営業に戻します。

2009-02-08

ソビエト プロパガンダポスターシリーズ その2


社会主義的乗り物と言えば、誰が何を言おうと戦車、機関車、トラクター&トラックなのだ。特にトラクターは農業生産を高める材として国家、農業の「成長」「発展」を牽引するイメージを与えるべく度々プロパガンダに登場する。ポスターとしてはほぼ左右対称の構図をとる下の方が楽しいが、乗り物が社会主義の豊かさを喧伝する素材として利用されているという点では上の作品がよりメッセージ性が強く感じられる。

モスクワの買い物環境



モスクワ大学付近のショッピングセンター。車を地下駐車場に泊め、こういう環境で買い物を済ませ、と日本での暮らしとあまり様子は変わりません。言葉さえできれば困る事は無いと思うほど便利です。あと必要なのは新しい環境に対する好奇心かな。モスクワ暮らし7ヶ月、生活に関する限り一通り便利、不便ともに経験し、これからはテーマを絞り込んで暮らしに深みを与えていかなければと思っています。

2009-02-07

ソビエト プロパガンダポスターシリーズ その1



ソビエト時代のプロパガンダポスターは駐在中にオリジナルを収集したいと思うアイテムの一つ。骨董店では見た事無いが、どこかに集中的にコレクションされているはず、情報収集を続けよう。ネット上で見つけた作品から第一弾は女性編。私の好みはシンプルで力強いプロパガンダ丸出しのグラフィカルなポスターですが最初からそれだと社会主義礼賛みたいに見えてしまうので。

やっと登場 ピロシキ


いつものパン屋。顔が売れてきたのか、言葉が通じないことをちゃんと分かってくれているようで、今日は私の下手なロシア語に対し、軽く笑みを浮かべながら丁寧な接客をしてくれた。新製品としてピロシキが出たので即買った。肉そぼろとキノコ、もう一つはチキンのクリームソース。今までいくつか食べたピロシキの中ではこれが一番。ロシアンピロシキの常で焼きが少し強く、パサパサした食感があるが、具との相性が良くまるでおかずパンだ。軽食代わりになる食べ物がまた増えて食事の支度サボれる。

2009-02-01

メーリニコフ邸探訪



ロシア構成主義建築の傑作、建築家メーリニコフの設計した自邸がオールドアルバート通りの裏にあると知り、零下15℃の寒風の中撮影に向かう。探し当てた自邸、3年前までは画家であるご子息が住んでいたそうですがもう誰も住んでいないのか、塀が高くそびえ、円筒が二つ重なり、いくつもの六角窓があけられた特徴的な建築の全景は見られませんでした。しかしながら、全面ガラス張りのファサード、極めて簡潔な建築要素など、1927年の完成から80余年の時を経ても古さを感じさせず、こじんまりとしたサイズが日本人の自宅感覚にも通じ、現代建築の元祖とも言うべき完成度。
ちなみに、CGで全景を再現された方のホームページはこれ。http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/seikatu/03sakuma00.htm

加湿器にもなって欲しい インナープラント





朝から快晴、こういう日は午後から交通渋滞と決まっている。だから午前中に買い物を済ませたい。OBI、メガショッピングモールにあるDIYのお店。日曜大工用品は全て揃う大きな店構え+モスクワの冬を忘れさせてくれる色とりどりの花や観葉植物。今日の目的はインナープラント購入。車に積み込める低めのプラントを二つ買い、さっそくディスプレイする。二鉢の植物は、殺風景なインテリアに潤いを与えることは勿論、部屋の湿度を少しでも高めるという役目を期待されている。さらに今まで玄関から丸見えだったリビングとの低めの間仕切りにも。緑を加えた部屋は今こんな感じです。

蒼い朝


今日も晴れそうです。朝8時、窓ごしに蒼く、か細い光を放つ空を眺めています。この蒼は15分もすれば白く雪の色に馴染んで消えていきます。