2010-01-31

警察の罠? わかりにくい一方通行 

実はレストランPiccolinoへの道は近くて遠かったんです。
写真は事件現場を確認するため再訪問した際撮りましたが、昨夜は暗くて標識がとても見えにくかったのです。顛末は下記の通り。


Piccolino前は一方通行、レストランの後ろからぐるっと正面に回り込もうと裏道に入った所。80M先に一方通行路ありの標識を確認。
ここは三叉路、左折はありません。三叉路の先には行き止まりの標識、その下には車止めのための白いブロックが。直進進入禁止だと理解できます。なぜか更に手前に「進入禁止」標識、その下には黒色の右矢印がついています。いずれも夜道の中でぼんやりと反射するばかりで正確な情報を伝えておらず、道の形状、標識のロジックから見て「この先進入禁止、右折せよ」と理解できたので、右側に車を走らせた途端、視覚の端に警棒がちらりと見え、その後すぐに停止を呼びかける警官の姿がバックミラーに映りました。
意味がわからないまま車を止め、ロシア語でまくしたてる警官の言う事を無視していると、警官はさっさと向かいのビル(写真)に入って行き、こっちに来いと呼ばれました。なんと、この立派なビルは警察署、どうやら右折せよと理解した標識は「右側が進入禁止」だったのです。つまりこの三叉路、袋小路でどこにも出口無し。入っても元に戻るだけの路地。納得がいかないまま警察署に連れて行かれ、色々聞かれましたがロシア語で理解できず。そのうちに免許停止の紙と裁判所に出頭する旨の紙切れにサインせよと求められました。警官は裁判所での判決がでるまで免停、四ヶ月くらいかなあ?みたいな事を毅然と言い放ち、その間、お金をちらちら見せながら伝わらない英語をしゃべり続けましたが全く変化無し、これで万事休すと書類にサインをはじめました。しかし、裁判所出頭日が自分の都合悪い日だったので、せめて日程を変更して欲しいと迫った所、日程は調整してくれるとの事。少しは融通きくのかなと思いはじめた所、地元のロシア人も道の罠に捕まり、警察を出入りしはじめました。妻がその男性に向かってどうすれば良いか?聞いた所、大きな声で5000ルーブルと答えてきました。どうやら警官とネゴって5000ルーブルでけりを付けるようです。ならば私も、と最後の最後まで袖の下解決を狙い、なんとか交渉に持ち込もうと考えました。すると警官は現場確認行くから外に出ろ、と促し暗くて見えにくかった標識を私に確認させました。そして警察署に戻りましたが今度は署内に入りません、玄関で書類の最後の仕上げをしながら「なんでロシア語しゃべられないの?」などと軽口をたたきはじめました。これはまだチャンスありか、と思い直し今度ははっきりと見えるかたちで5000ルーブルを握った手を見せました。すると、それには反応せず、個人の携帯電話になにかを打ちはじめました。電話番号「10000」?。警官は5000では足りない10,000なら帳消しにすると迫って来たのです。週末の買出しにどうしても車が必要な私は、これを受け警察署の正面玄関で警官に袖の下を渡し、1時間がかりで書いた現場検証記録やその他書類を目の前で破らせました。この通り道、人間版ゴキブリホイホイです。地元のロシア人が5000で済んだのか、私に5000を借りたかったのかわかりませんが、もし差があったとしたら外国人だから袖の下をつり上げられた可能性もあります。通りの名前はコロボスキー。実写版ゴキブリホイホイに気をつけろ!

2010-01-30

Piccolino お気に入りに追加

家族で食事にでかける週末。Mari Vannaですっかりお気に入りになったGinza Projectというレストランマネジメントチェーンのイタリアン、Piccplinoに行った。前菜には中までまだ固まりきっていないフレッシュなモツアレラにイチゴとバジルを合わせたユニークな一品を選ぶ。これ絶品、食欲に火がつく前菜。後はサラダ、パスタやリゾット、ピザなどを適当に選んだが、どれを食べても手抜きの無い丁寧な仕上がり。写真の一品はカルボナーラ、息子いわく「今までで二番目に美味しいカルボナーラ」との評価。一番はミラノで食べたものらしいが、こちらには記憶が無い。彼なりに旅を楽しみ、覚えていてくれる事に嬉しさを感じた今日の夕餉。いやあ、モスクワの中では相当美味しいランクだと感じました。

2010-01-29

きわどい寝技

これ普通の寝技。毛布にくるまってまったりしているところ。


こちらはきわどい寝技。私の脚の上で絶妙のバランスを取りながら、まったりしているところ。今このブログを更新している間もこの姿です。(汚い足御免)


2010-01-24

「車も走ればガイーにあたる」



今回のタイトル、ロシアに住む人なら頷いてくれるはず。道に出るとすぐ気付く、街中とにかく交通警察「ガイー」だらけ。これは先日ドモジェドボ空港から帰宅する際、前の車が止められた様子を撮ったもの。-15℃を下回る極寒の下、取り調べる方も調べられる方も凍えてしまいそう。車を止められる理由はスピード違反だけでなく、ライトの不点灯、車両の整備不良、書類の不携帯、記載事項不備など、ここまで来るともはや安全確保のためというよりほとんどあら探し。軽い違反は反則切符でなく「袖の下」処理となる場合がほとんど。実はこの写真も、うちの運転手が前の車と同様に路肩に止められ書類チェックを受けている間に撮影したもの、前の車の顛末は知らないが、すくなくともうちの運転手は書類の不備やスピード違反などの隙を見せなかったおかげでお咎め無し、袖の下無しで解放された模様。成田からドモジェドボまで驚くほどスムーズであった帰路、最後の最後で、よりによって警察によって5分ほど足止めを喰らった。「ああ、ロシアに帰って来た」と嘆息をもらした瞬間。

2010-01-23

ペットの入店許可確認 ツムとグム

ツムにでかけた。入口で犬連れ可能か確認したら、バッグに入れていれば大丈夫、との事。グムではグルメショップ入口で犬連れ許可を取り、バッグに収まった犬を連れて堂々と買い物ができた。モスクワの街、確認してみると案外ドッグフレンドリー。


2010-01-21

公園全部がスケートリンク 冬のゴーリキーパーク


近所の遊園地、ゴーリキーパークは冬の間、広大なスケート場になります。とにかく広い。息子にぐるっと一周回っておいで、と言ったら、内側の周回路を全速で滑って1分40秒ほどかかっていました。公園の端から端まで滑ると10分くらいかかるのでは?これだけのスケート場が子供料金20ルーブル(60円)、大人でも60ルーブル、と物価の高いもすにあってここだけ何故かやたらと安い。
下は、あまりの寒さに雪の中で立ちすくむうちの犬。

2010-01-17

マイナス15℃の世界


寒いところで育った人には当たり前の風景かもしれませんが。車のウィンドウの下にはりついてしまった氷、カチンカチンで手が出せません。室内を温めて溶けるはずもなく、無理にはがそうとすると硬化したゴムに傷がつく。ドアと車体の間に氷が付いた時などはドアも開かない。これがもすの冬の日常生活。

2010-01-16

痛くなかったみたい 狂犬病の予防注射



前回の接種からはや1年、期限内に次の予防接種を受けなければ出国時のトラブルになりかねない、と今日慌てて動物病院に愛犬を連れて行った。左側の先生にあやされてご機嫌の犬、その間に右の先生が予防注射をさっと打ってしまう、キャンともワンとも言わないまま予防接種無事完了。犬好きは匂いで分かるのか、注射が終わった後も先生になついて愛想を振りまいていた。流れがスムーズで、せっつかされるような忙しさも無く、犬も飼い主もとても快適。最後に先生の許しを得て記念撮影。

お取り寄せ お持ち帰り 遠路はるばる思い出の味


大阪は阿倍野、嶋屋のポテト、一時帰国に合わせもすからネットショッピングで自宅に取り寄せておいた。もすまで持ち帰り、さっき食べた(ケチって半箱だけだけど)。食べたら蘇った子供の頃の記憶。この味小学校の頃阿倍野まで買い物にでかけるよそ行きの時、留守番の家族の土産によく買っていたものだ、この味をきっかけに時間と場所を超えて子供の頃の記憶が蘇る。ポテトを食べて単純に「なんやら幸せになった」半ズボン姿の幼い自分がすぐ側にいた。

2010-01-14

仕事が始まりました

途端にネタが切れてしまいますね。朝から晩までオフィスの中、日中少し明るさを増した陽の光に気付く事はあっても、すぐにパソコンの画面に視線を戻してしまい、自分が今どこで働いているのか、さえも意識の中から少しはなれていく感覚。

2010-01-11

水が違う

ただいま無事もすに戻りました。
今回の一時帰国で一番感じたのは水の違い。飲んでまろやかという味の違いだけでなく、お風呂に入ってすぐにわかる水の軟らかさ、その大きな違いに気付きました。日本で風呂に入ると、気持ち良さのあまり思わず「プウワハーッ」と大きな声が出ます。今、もすのアパートで旅の疲れを癒すべく風呂に入りましたが、水と肌の距離感が縮まらず、しっくりと来ないため、湯船にじっくりと浸かり続けることができません。1年ぶりに帰国して、水の違いが色々なところで両国の違いにつながることをあらためて実感しました。

2010-01-10

最後の晩餐 黒板キッチン くいどうらく

いよいよ最終日の晩餐、家族全員+特別大歓迎ゲストを加えた7人で、地元の名店を予約した。飲める人はスパークリングワイン、赤ワインと肴を楽しみ、飲めない人は次々に出る料理を存分に味わった。料理は文字通り黒板に書いてあるメニューから注文するスタイル、割とそっけない盛りつけだけれど味はツボを押さえた良品揃い。今日はおおいに話も弾み(弾みすぎて周りに丸聞こえ)、レストランというより居酒屋宴会風の展開になったけれど、明日からまたストレスフルなロシア生活に戻るのだから、今日の大騒ぎは良し、としておこう。今から荷造りして明日に備えます。今回は子供達の成長ぶりをしっかり確認する事が出来た本当に嬉しい一時帰国。これが総括。




そうそう、この店の常連客、歌手の島田歌穂さんも後ろのテーブルにいらっしゃいました

2010-01-09

いよいよ地元買出し活動開始

モスクワ戻りもカウントダウン状態、食料品買出しを本日本格的にスタートさせた。今日のメインは東急世田谷線松陰神社前商店街にある、練り物の「おがわ屋」さん。といいつつ、早くも寄り道。パン屋さん「Boulangerie Sudo」で目新しいパンを次々に購入。話題になるだけの事はあって、おかずパンの香りと味が素晴らしい。ご近所パン屋さんレパートリー追加。まずはスタートダッシュ決めて、数十メートル先のおがわ屋さんに到着。自宅で食べる用、モスクワに持って帰る用にいつもの倍量を注文。おやじさんの応対が気持ちよくて長居しそうになる。でメインの買出し完了で直帰しても良かったのだけれど名残惜しくて、帰路では回り道。世田谷通りに出たところで、無農薬野菜専門の移動式八百屋さん「Sunny marche」を発見。聞くとこの若いオーナーは自分の足と舌で一つ一つの野菜を確かめて仕入れているとの事。以前イギリスにも住んでいたそうで海外で日本の美味しい野菜に飢えていること、日本に帰って一番味の違いを感じるのは実は水であった事などをお話すると、いちいち相づちを打ってちゃんと反応してくれる。商売を始めてまだ間もないので、お店の宣伝も兼ねて自慢のさつまいもと一緒に決めポーズ。お約束の一枚。で、買出しはもう充分かなと思ったところ、今度は台湾肉包の「鹿港」に接近、肉まんを蒸し上げる蒸気につられ、自転車にブレーキをくれてやり、またも途中停車。今日の新発見は、肉まんが案外日持ちし、冷凍後二ヶ月は保存可能という事。モスクワ用にこれも買い出し。
とかとか、とにかく買い物の楽しい事といったら。サービス立国日本あっぱれです。









2010-01-07

地元グルメでメタボ加速





どうしてもカツカレーが食べたくなり、梅ケ丘のとんかつ屋たむら亭に。グルメ雑誌に取材されるような名店ではないもののとんかつ専門店としての丁寧な仕事ぶりに感心する。揚げたてとんかつをどんと乗っけたカツカレー。一気に完食。

2010-01-06

しつこいようですが 陽の光です


冬の陽が短いのは日本も同じ。でも沈みかけの光でも、こんなに眩しい。
前に歩いている人が完全に見えなくなる強い逆光に感動。

2010-01-05

兄弟


地下室は万年床に楽器が散乱、さながら学生の下宿状態。
兄のドラム練習にからむ弟。兄が席を立った隙にドラマー気分満喫。めちゃくちゃにたたいているだけのようでもあり、それなりに格好になっているようでもあり。いずれにせよ兄弟で過ごせるこの数週間はもすに住む弟にとってかけがえのない時間。




やっと開店 地元のパン屋 パンドラサ


食べてばかりで、はしたないブログ。梅ケ丘にはおいしいパン屋も数軒あるのだけれど、正月明けの開店待ちだった。今朝からパンドラサが開店、早速定番のパンをいくつか買い込んだ。
もすでそれなりのパン屋を見つけて生き延びてはいるが、やはり日本のパンはレベルが違う。歯触り、香り、焼き色、素材の安心さ、なによりも良心的な価格設定。「騙される」とか「失敗する」とかいうリスクフリーな生活の快適性を改めて感じ取る正月休みの数日間。

2010-01-04

きのうの夕方の空


こういう空の色が有り難いと思える、そういうモスクワの毎日鉛色の空。

とにかく 寿司とラーメン





焼肉は帰国初日に早速片付けた、美味かった。きのうは梅ケ丘の美登利寿司。我が家は酒を飲まず(ビールで喉の乾きを癒す人がいる程度)、ひたすら満腹になるまで寿司を食べ続けるので美登利のボリュームはありがたい。シャリもネタも相変わらずの大盛り。家族でテーブル席に座るので握ってもらった順にどんどん大皿で出されてくるが、皿がテーブルに溢れないよう、こちらもさっさと食べる。名物あなごの一本付け。小さなおにぎりの上に穴子が一本どどーんとのってくる大きさ。ここまで来るともはや寿司というより穴子弁当の世界。今日も満腹して満足。

2010-01-02

なにが嬉しいか? 太陽の光




成田に到着すると、なによりも驚くのが光の強さと透明度。家に帰ったら真っ先に屋上にあがり全身で太陽の光を浴びた。屋上から差し込む光が螺旋階段を通して階下まで届く。帰国して2日、太陽の光で少しずつモスクワで固まった体がじわーっとほぐれていくのを感じる。

豪徳寺と梅ケ丘 鯛焼ロード完成






さて、と、日本での活動開始。
帰国前から気になっていた鯛焼の店二軒チェック。
先に行ったのは豪徳寺駅前「豆豆や」と書いてととや。自家製餡が自慢の店。ここで抹茶鯛焼と豆乳入りあずき鯛焼を買う。皮が薄くて香ばしい。今まで鯛焼の発作がでたら高井戸まで自転車で買い出しに行っていたが、選択肢が一つ増えた感じ。二軒目、梅ケ丘駅前のたんぽぽ。今日は見るだけ。ここの自慢は薄皮と変わり餡。次の楽しみにとっておこう。ということで結局、ケーキ屋さんに立ち寄って寅年にちなんだ「トラプリン」を買う。このペースだともすに帰る頃には虫歯だらけ?

2010-01-01

新春

JALからのお年玉?エコノミーをビジネスにアップグレードしてもらい新春早々縁起が良い帰国の空。初日の出は機中にて、シベリア上空で日本時間の新年を迎えました。
旧年中はお世話になりました、今年もよろしくお願い申し上げます。